みなさんは競馬予想ソフトを利用するにあたって、どんな要素を見て比較しますか?競馬予想ソフトには、それぞれ異なる機能や特徴があります。
この記事では、価格や機能面を軸に良い選択方法を紹介しますので、ぜひ競馬予想ソフトを検討している方は参考にしてみてください。
目次
競馬予想ソフトなどをそろえたJRA-VANのサービス
競馬予想ソフトの話をする上で、まず多くの競馬ファンから利用されている「JRA-VAN」を知っておく必要があります。
JRA-VANは、JRAがストックしてきたオフィシャルのデータをパソコンやスマホから活用することのできるサービスです。
提供されているサービスはいろいろとあるのですが、たとえば「JRA-VANデータラボ」は月額2,090円で利用することができます。
JRA-VANから直接提供されていて人気が高い「JRA-VANネクスト」など、さまざまな競馬予想ソフトを月額料金の範囲内ないし別途有料で利用可能となっているのです。
競馬予想ソフトを(機能面)で比較する
搭載されている機能面に注目して、競馬予想ソフトを比較してみましょう。
ポイントはまず、ソフトが担うことのできる内容つまりデータの提供やレースの分析に限定されるのか、馬券の購入までを任せることができるのかです。
併せて、特化している点にも焦点を当ててみましょう。
データの提示や分析手法に関するアドバイスがあれば、購入すべき馬券について決める手助けになります。ただソフトの汎用性が高すぎてオールラウンドであると、自分で予想する楽しみは失われるわけです。人によっては、そこへ不満を覚えるかもしれません。
そういったあたりが、競馬予想ソフトに対して求めるものの違いとなります。
豊富なデータが活きる「JRA-VANネクスト」
「JRA-VANネクスト」はJRA-VANから提供されているサービスのひとつであり、人気が高い競馬予想ソフトです。
パソコン専用のソフトであり、30年にわたる中央競馬の膨大なデータを閲覧することができます。競馬新聞などは購入する必要なく、豊富な情報が得られるのです。
また馬や騎手、調教師に関するデータやコースの条件なども併せて人工知能がレース結果を予想する「データマイニング」も重宝されています。
データも分析も充実の「TARGET frontier JV」
「TARGET frontier JV」は、JRA-VANの会員となることによって利用することができる競馬予想ソフトのひとつです。競馬の予想に関して実績があるプロにも活用されていて、評判からしても文句のつけようがありません。
20年分以上のレースから競走馬、騎手などに関する情報がデータベースにされています。そのすべてについて、予想のデータとして用いることができるのです。
分析に関しては競走馬の血統に加えて脚質、さらには騎乗する騎手などといった要素についてもフィーチャーすることができます。
自らの予想で馬券を購入するにあたり、強力なサポートとなるでしょう。
地方競馬にも活躍する「馬王Z」
「馬王」は、豊富な情報量を誇るデータベースにもとづく分析によってユーザーからの信頼を高めてきた競馬予想ソフトです。改良が加えられ、分析機能を大きく向上させたソフトとして「馬王Z」はリリースされました。
馬王Zの特徴は、JRA-VAN データラボによるデータで中央競馬へ対応していることだけでなく「地方競馬DATA」によるデータで地方競馬もカバーしている点です。
ばんえい競馬を除いてはすべての地方競馬に活用することができ、自動投票機能に関しても楽天競馬に対応するなど利便性に優れています。
馬券の購入まで任せられる「ROBOTIPスーパー」
「ROBOTIPスーパー」は、「競馬予想ソフト」というくくりからある意味で飛び抜けているソフトです。データの分析はもちろん、馬券の購入までが自動化されています。
ですから誰でも、極わめれば専門的な知識を持ち合わせていなくても馬券を的中させることのできる可能性があるわけです。
安定して確実に的中させることを重視する買い方にも、また冒険してハイリスクハイリターンを求める買い方にもしっかり対応しています。
名称の通り、指示さえ出せばロボットに馬券の購入までをすべて託すことが可能です。確実に利益を回収することへ専念するのであれば、うってつけのソフトでしょう。
自力で予想を的中させることに競馬の醍醐味を感じるのであれば、万能すぎるかもしれません。
競馬予想ソフトを(価格面)で比較する
次に、競馬予想ソフトを価格面から比較してみましょう。基本的にはソフトを購入するかたちでなく、月額利用料として料金が発生します。
ソフトの利用回数にかかわらず料金を支払わなければならないので、例えば2ヶ月に一度しか利用しないとなれば正直なところ無駄な出費です。
月額利用料がかかる競馬予想ソフトは、馬券を購入する機会が毎週など頻繁である場合に適しています。
競馬新聞より安い?JRA-VANネクスト
JRA-VANネクストの月額利用料は、880円に設定されています。これは競馬新聞代わりに利用すると考えれば、新聞を毎週購入するよりも割安になるでしょう。
さらに、スマホアプリなどでは動画を無料で視聴することが可能です。そういった点も考え併せると、情報収集するための予算は安価になります。
JRA-VANの会費が必要なTARGET frontier JV
TARGET frontier JVを利用する条件は、JRA-VANデータラボの会員になることです。会費として、2,090円を支払う必要があります。
この金額を安い、高いと判断するには個人差もありますがJRA-VANデータラボの会員はTARGETE以外に提供されているデータラボのフリーソフトも自由に利用することが可能です。
フリーと言っても、すべてのソフトにはJRAの公式データが取り入れられています。
契約によって価格が異なる馬王Z
馬王Z自体は無料でも使えますが、有料でないと利用可能なデータが180日以上さかのぼったものに限定される点が難点です。
最新のデータを使うには有料ライセンスが用いるにはライセンスが必要でありライセンスは「中央競馬+地方競馬」のほか「中央競馬」、「全地方競馬」という3種類に分かれています。
1ヶ月契約と3ヶ月契約では、「中央競馬+地方競馬」のライセンス料金が「中央競馬」と「全地方競馬」の単体ライセンスと比較して倍額です。単体ライセンスでは1ヶ月が6,600円のところ「中央競馬+地方競馬」は13,200円、3ヶ月は18,700円に対して37,400円となっています。
6ヶ月契約になると単体が36,300円に対し、「中央競馬+地方競馬」が税別71,500円となっていて割安です。
「予想燃料費」が発生するROBOTIPスーパー
ROBOTIPスーパーを利用する条件は、提供元である「ウマニティ」の会員となることです。
無料の「お試し会員」という区分もあるのですが、それではすべての機能を使うことができません。「スタンダード会員」として5,000円の会費を支払うと、機能の制限はなくなります。
費用面ではそれに加え、馬券を購入する時にあたって「予想燃料費」として購入額の3%相当額を支払わなければなりません。
まとめ
競馬予想ソフトについて機能、価格の両面から比較してみました。
JRA-VANネクストは利用料も安く、毎週のように競馬新聞を購入すると思えば費用対効果が高いと感じられるのではないでしょうか。TARGET frontier JVは月額料金もそこまで高額ではなく、機能も充実していて便利に利用することができそうです。
馬王Zは料金が高額に感じられるものの、地方競馬にも対応している点が魅力となっています。
ROBOTIPスーパーは、予想する楽しさを味わうよりも安定して利益を出す手段としての競馬に向いているかもしれません。
コストパフォーマンスを考えながら、自分に合ったソフトを選択してみましょう。