普段から自身で予想を考えていても、なかなか回収率が上がらず、競馬予想ソフトに頼りたいと考えている方もいるでしょう。
競馬予想ソフトに頼ってしまえば、過去のデータの分析が楽になり、回収率が上がるかもしれません。
しかし、回収率の高い競馬予想ソフトは基本的に有料のため、ソフトを買っても回収率がプラスになるのかを考えていく必要があります。
そこで、この記事では、競馬予想ソフトを使って回収率を上げるにはどうすればよいのか、回収率が高いと評判の競馬予想ソフト3選を紹介します。
目次
そもそも「回収率」の意味とは?
競馬予想ソフトを使用する際の「回収率」について、まずその意味を正しく理解しておく必要があります。
回収率は払い戻される金額を馬券の購入金額で除し、100を乗じて計算されます。単位は、「%」です。
馬券の購入金額と払い戻しの金額が同額であれば、回収率は100%ということになります。つまり、プラスとマイナスの金額が同じですから、損も得もしていないというわけです。
例えば、トータルで1,000円分の馬券を購入し、払い戻しが2,800円になったとしましょう。
すると2,800を1,000で除して100を乗じ、回収率は280%です。もちろん回収率が100%を超えれば、利益になります。
競馬予想ソフトは回収率が上がると謳われているものであり、馬券を買って少しでも得になるようにと考えていくのです。
競馬予想ソフトの利用は有料?
競馬予想ソフトにはパソコンで使うもの、スマホで使うものがあります。パソコン用のソフトを使えば、じっくり落ち着いて戦略を練ることが可能です。
スマホで競馬予想ソフトを使えば、いつでもどこでも予想をすることができるため、馬券を選ぶ際には、大きな助けとなるでしょう。
しかし、競馬予想ソフトを利用することについても有料になるかどうかという懸念があります。つまり競馬予想ソフトを使って高い回収率で利益になっても、競馬予想ソフトの利用料金としてそれ以上の出費が発生すれば意味がなくなってしまうのです。
フリーの競馬予想ソフトを使ってみる
競馬予想ソフトは競馬に関するさまざまなデータを集め、分析するものです。データを集めて分析するという作業は、自力で行なおうとすれば膨大な労力を要することになります。
それを、ソフトに任せることができるわけです。
競馬予想ソフトには無料で提供されているフリーソフトというものがあるため、使い勝手を試してみても良いでしょう。
しかし、そもそも競馬予想ソフトにお金をかけるのであれば、そのお金を馬券そのものに使いたいという考えを持つ方もいるかもしれません。
そのため、無料の競馬予想ソフトを使えば、採算について心配する必要もありません。
回収率を上げるには有料の競馬予想ソフトがおすすめ
そうは言っても、評判が良かったり名称をよく知られていたりする競馬予想ソフトは有料のものが多くなっています。
やはり有料で販売されているだけのことはあり、お金を支払う価値があるほどにしっかりと作り込まれているのです。
また、有料の競馬予想ソフトには、役立つデータが豊富に用意されています。ソフトを使わなければわからないようなレースの傾向なども把握することができるなどといった良さもあるのです。
何よりデータの蓄積や分析といったシステムなどが優れたものになっていて、回収率を上げることができます。
回収率を上げるための競馬予想ソフト3選
ここからは、回収率を上げるために役立つとしてよく知られている3種類の競馬予想ソフトをご紹介します。
独自の分析方法や計算方法が採用されているソフトなので、自身にあったものを利用してください。
誰でも簡単に使いやすい「ROBOTIPスーパー」
「ROBOTIPスーパー」は、回収率の高さが重視された競馬ソフトである「スゴウマROBOT」と「ROBOTIP」と一体になり誕生した競馬予想ソフトです。
スゴウマROBOTを使うと、レースの予想から馬券の購入までがすべて自動的に行われます。競馬予想ソフトはあくまで分析や予想をサポートするものであって、肝心の予想は自分で行うという楽しみもあるものです。
スゴウマROBOTは馬券の購入までをするものですから楽しむという点では物足りないかもしれませんが、競馬を投資として考えればツールとして最適なものでしょう。
一方のROBOTIPは、オリジナルの競馬予想ロボットを作成するサービスです。
ROBOTIPスーパーは、双方の長所を併せ持っています。利用する上では、提供元である「ウマニティ」の会員にならなければなりません。
会員になると全国でもトップレベルの的中率を誇る予想屋による予想を参照することができるなどといった特典はあるのですが、当然お金もかかります。
スタンダード会員の会費が月額で5,500円ですが、お試し会員もあるため、まずは試してみても良いかもしれませんね。
利益を出すことに特化した「馬王Z」
「馬王Z」は、1995年に誕生した競馬予想ソフトである「馬王」がグレードアップしたものです。
アルファベット最後の文字である「Z」が名称に冠されたことには、これ以上ないというところまで進化したものであるという制作側の意図が込められています。
馬王Zと馬王を比較すると見た目はもちろん使い勝手、回収率についても大きく向上しました。
予想にあたり中央競馬については「JRA-VANデータラボ」から、地方競馬に関しては「地方競馬DATA」からデータが取り込まれます。
馬王Z自体はフリーソフトであるのですが、馬王Zに搭載されている機能をすべて活用するためにはライセンス登録をすることが必要です。
ライセンス登録がなければ分析に用いられるデータは、180日以上前にさかのぼったものとなります。
中央競馬と全地方競馬のライセンス登録すると、登録料は以下の金額です。
- 1ヶ月:13,200円
- 3ヶ月:37,400円
- 6ヶ月:71,500円
中央競馬か全地方競馬だけでもライセンス登録は可能であり、いずれも登録料は以下の金額となります。
- 1ヶ月:6,600円
- 3ヶ月:18,700円
- 6ヶ月:36,300円
なお、全地方競馬にばんえい競馬は含まれません。
JRA-VANデータラボの「TARGET frontier JV」
JAN-VANデータラボを利用するにあたり、無料で使用することができる競馬予想ソフトとして「TARGET frontier JV」などが挙げられます。
TARGET frontier JVは、過去の20年以上という期間で開催されたレースの結果をもとにしたいろいろな切り口から分析が行われるソフトです。集計や分析は血統や騎手、脚質などといったさまざまな条件から行われます。
一例として有馬記念の予想を行うにあたっては、その前哨戦として位置付けられるレースの結果まで含めた分析も可能です。
分析方法は実におよそ100通りにも及び、競馬のプロにも利用されるほど信頼性が高いものとなっています。
ある程度は自ら分析してレースを予想するという場合に最適なソフトであり、JRA-VANデータラボの会費である月額2,090円以外に利用料金は発生しません。
まとめ
競馬予想ソフトとして3種類、支持されているソフトをご紹介しました。
いずれもソフトを購入するために代金がかかるというかたちではなく、利用するにあたって会費を支払うという点で共通しています。
そして豊富なデータや分析のしくみを活用し、レースについて予想することが可能です。ROBOTIPスーパーについては、馬券の購入までを任せることができます。
しかし、会費を支払うからには、それだけソフトを活用して高い回収率を実現しなければ割に合わないでしょう。
どの程度の頻度でレースを予想するかということも考え併せ、適した競馬予想ソフトを選ぶことも大切です。